産業案件での高圧連系(OVGR,ZPD,タイマーの設置の巻)

こんにちは、庄司です。

現在、さいたまで産業案件をやっております。

現場は教習所で、設置出力は約20kw。逆潮流ありの売電なしという方法で連系することで、東電と協議しました。

ここは高圧受電をしている施設なので、系統保護のための継電器を設置しなければなりません。

先日、教習所終了の夜9時より、OVGR,ZPD,タイマー設置のためのキュービクル改造を行ないました。

設置予定位置はここです。

設置前

まずはpasという開閉器で

pas

キュービクルへの送電を止め、充電部の放電を確認し作業開始です。

停電時間をなるべく短くするため、同時進行しておりますが、まずはZPDを取り付けます。

ZPD

今回は進相コンデンサーとリアクトル保護用LBSの1次側に接続します。

ZPD

相の違う母線との距離に気をつけながらも設置完了。

ZPDに気を取られていると、OVGR本体の設置は終了してました。

OVGR

そして完成形がこれです。

キュービクル改造後

そして安全を確認後、PASを復旧します。

無事復旧し、OVGRテストを行い作業終了しました。

これで、パワコン発停用接点がとれました。

この現場では、連系先の動力盤が蓄熱負荷用で、

時間帯別料金の都合、朝8時前は連系出来ないという制約があり、

タイマーをOVGRのb接に直列につないで制御します。